まごころ歯科ブログ
咬合を学びに
2017年02月19日
2月16日、咬合談話会というスタディーグループの咬合実習に参加しました。
咬合談話会主催者である栗田恒雅先生は、日本顎咬合学会の指導医であり、ナソロジーという理論を臨床で実践されている先生です。
今回は実習ということで、五反田にある先生のオフィスに行ってきました。
ナソロジーとは、1920年代にアメリカで確立された咬合の理論です。ナソロジーにより、それまで一本単位で行われてきた歯科治療は、全体的な顎咬合系にまで考えられるようになりました。かみ合わせについての理論のみならず、一つひとつの術式がとても丁寧に考えられた方法論です。
義歯を作る時も、インプラント治療をする際も、全ての歯科治療のベースにはかみ合わせがあります。
緻密に考え尽くされたナソロジーの理論を、詳しく学ぶ機会を得たことを非常に幸運に思っております。
フェイスボウの使い方、咬合器へのマウント、中心位の咬合採得など、大変勉強になりました。
来月も楽しみです。
以下の記事も参考にして下さい。
インプラント学会関東甲信越部学術大会に参加
2017年02月14日
こんにちは
まごころ歯科クリニック院長の荻原です。
2月11日(土)はインプラント学会関東甲信越部学術大会に参加してきました。会場は新宿の京王プラザホテルで、医院のある高井戸西からも近く助かりました。
今回の大会のテーマは『インプラント治療の最先端を語ろう』というものでした。シンポジウムでは歯科の先生だけでなく、耳鼻科の先生が講演されており、上顎洞炎と耳鼻科での上顎洞炎の治療法について詳しく説明されておりました。インプラント治療に限った話ではなく、歯科医師も上顎洞について詳しく知っておくことが重要です。
上顎の奥歯は上顎洞という骨の空洞と接しています。上顎洞は鼻の横から目の下辺りまで広がる顔の骨の空洞です。上顎の歯の根に炎症が起きると、この上顎洞にまで炎症が及ぶことがあります。これを歯性上顎洞炎と言います。
上顎洞炎になると、頭痛や、目の奥の違和感、鼻づまり、頭重感等の症状が起き、大変つらいです。
歯が原因の上顎洞炎の場合、抗生物質を服用してもらいながら、歯の根の治療を行います。しかし、骨の構造的に上顎洞炎が治りにくい方の場合は、手術により骨の構造を治すことが必要です。昔は口の中から大きな切開を加える上顎洞炎の手術が行われておりましたが、最近はESSと呼ばれる耳鼻科での手術が主流です。
ESSは内視鏡を使ったアプローチで、大きな切開を加えることなしに上顎洞の手術ができる画期的な治療方法です。ESSの発達により、大きな切開を加える手術法はすたれてきてしまいました。
医学は日々進歩しております。インプラント治療の術式や、インプラント本体の材質も年々進化し続けております。
私も積極的に最新の医療技術を習得し、日々の治療に活かしていきたいと思います。
まごころ歯科クリニックは高井戸・久我山での良質なインプラント治療のために日々研鑽を積んでおります。
ごあいさつ
2017年01月06日
まごころ歯科クリニック院長の荻原真と申します。
『まごころを込めてひとりひとりに合った最良の医療を行うこと』を理念に開院し、早11ヵ月が経過いたしました。
お陰さまで、徐々に体制も整ってまいりました。今月からブログを始めたいと思います。
歯科についての豆知識や、当院の情報をこのブログを通じて発信していきたいと思います。
私は東京歯科大学卒業後、オーラルメディシン・口腔外科学講座で臨床研修を受けました。総合病院での研修だったため、口腔外科だけでなく麻酔科、耳鼻科、形成外科など医科領域の研修を受け、全身の健康を考慮した歯科医療を学びました。その後、千葉県千葉市で父が院長務める、おぎはら歯科クリニック・千葉中央インプラントセンターに勤務いたしました。このクリニックは千葉で最初にインプラントを取り入れた医院であったため、特にインプラント治療について多くの経験を積むことができました。
富士見ヶ丘で開業したきっかけは、友人の紹介でこの場所に来た時、とても過ごしやすそうな暖かい雰囲気の街だと感じたことです。高井戸・久我山は緑も多く、なおかつ都心へのアクセスも良い場所で大変気に入っております。この地で皆様により良い歯科医療を提供できるよう、今後も全力で取り組んでまいります。
今後とも宜しくお願い致します。