2017 | まごころ歯科ブログ-2ページ

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スタッフセミナーに参加して

皆さん、こんにちは。ブログでははじめまして。歯科助手の石井です。

先日ケーオーデンタル(株)主催の『スタッフセミナー』に参加してきました。

このセミナーでは、「現代の医療サービスについて」「臨機応変」「コミュニケーション」等について学んできました。

「医療サービス」は医療に携わるうえでよく耳にする課題の1つです。私自身、十数年このお仕事をしてきた中で何度もこの課題を目にしてきました。

「臨機応変」も患者さんに気持ち良く、安心して治療を受けて頂くうえで大切だと思っていて私自身まわりの状況をみて行動するよう心がけていました。

「コミュニケーション」はやはり不安や痛みがあり、かかられる患者さんがいらっしゃる場所なので安心して頂くためにも当院で行っていることもあります。

まごころ歯科クリニックが開院し1年8か月、日々忙しくお仕事をしていると淡々としてきてしまっている事もあり、今回のこのセミナーで一度自分を見直すいい機会だと思い楽しみにしていました。このセミナーはとてもレベルの高い方が多く、開始から驚かされ恥ずかしながら改めて自分を見直すべきだと反省しました。

「自己分析」という内容もあったのですが、仕事、プライベート両方で自己分析し、他人との接し方を考え心に余裕をもち人に優しくなりたいと思ったセミナーでした。

笠原デンタルオフィスでの勉強会に参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、笠原デンタルクリニックでの大学時代の同級生との勉強会に参加しました。

いつもバラエティーに富んだ内容なのですが、今回はインプラントについての内容が中心でした。サイナスリフトでシュナイダー膜が破れてしまった場合の対応方法、上顎の骨が極めて薄い場合にもソケットリフトを用いてインプラントを埋入する方法等、とても勉強になりました。

私もインプラント手術に使用する骨補填材についての考察を発表いたしました。

骨補填材には遅延吸収性・非吸収性のHA系、吸収性のβ-TCP系など、様々な種類があり、それぞれの特性を考慮して使い分けていくことが必要です。

最近の骨補填材は気孔が大きく、連通性も高いため、骨芽細胞・破骨細胞が深部まで通過しやすくなっています。そのため、以前の骨補填材に比べ、骨が素早くできるようになってきています。

特に2013年に発売されたリフィットは、とても気孔率が高く、天然の骨に近い構造を持つため、HA系骨補填材でありながら非常に早く骨に置換されます。リフィットはスポンジ状で使いやすく、ソケットプリザベーションなどに有効との報告があります。

この会は気軽な意見交換ができ、楽しく勉強になります。

同級生の皆さん、ありがとうございます!!また、いろいろ教えて下さい。

咬合談話会で全調整咬合器の実習

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、咬合談話会の実習に参加いたしました。

今回はパントグラフで精密に記録した顎の運動を、全調整咬合器に再現する実習でした。六枚の描記板を使用した顎運動の記録と再現は圧巻でした。半調整咬合器や平均値咬合器との違いや、顎運動を考えるときのポイントがよく分かり非常に勉強になりました。複雑な操作ではありますが、体系化されており、パントグラフやスチュワートの咬合器を開発した先人の知恵にはただただ感動するばかりです。

 

 

 

 

 

また、咬合器調節の際の細かな技術など、膨大な臨床経験から生み出されたであろう工夫を、惜しげもなく、夜遅くまでご指導してくださる栗田先生に心から感謝いたしております。

栗田先生の謙虚かつ情熱的な歯科臨床に対する姿勢には、自分が進むべき臨床家としての生き方を考えさせられます。今後ともご指導の程、どうか宜しくお願いいたします。

 

以下の記事もご覧ください。

咬合談話会でのスプリント製作実習

咬合談話会実習

咬合を学びに

歯内療法学会の認定臨床研修会に参加

先日、日本歯科大学で行われた歯内療法学会の認定臨床研修会に参加してまいりました。

歯内療法とは歯の根の治療のことです。

歯の根の治療は見た目には関係ないため、一見非常に地味な治療です。しかし建築物の基礎工事と一緒で、目に見えないところこそが重要です。根の治療をおろそかにすると、根尖性歯周炎という病気を引き起こします。

根尖性歯周炎になると、歯の根の先に炎症が起こり、ひどくなると咬むたびに大きな痛みがでるようになります。歯を健康な状態で、長期間保存していくためには、精度の高い歯内療法を行うことが重要です。

今回の研修会は、優れた弾性をもつニッケル・チタン製のファイルによる繊細な治療法、超音波を利用した根の中の洗浄や新しい消毒法、コンビームCTやマイクロによるより正確な診断など、『最新歯内療法術式』についての内容でした。

研修会では大学時代の同級生をはじめ、積極的に歯内療法に取り組んでいる先生方と話すこともでき、とても良い刺激になりました。

近年ではインプラント治療が発展しておりますが、やはり天然の歯を守ることが一番重要なことと思います。

できるだけ歯を抜かない治療のために、今後もより精度の高い歯内療法を行えるよう日々精進していきたいと思います。

『食後すぐ歯磨きはダメ』という説は本当か?

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

子供の頃、私の家の洗面台には『食べたら磨こう!!』というステッカーが貼ってあり、両親から食べたらなるべくすぐ歯磨きするように教わってきました。エチケットとしても、歯を守るためにも、大切なことだと思います。

ところが、最近、食後すぐに歯をみがくと、歯の表面が傷ついてしまうので、食後時間をおいてから磨いた方がよいという話を耳にします。

この話は本当なのでしょうか?

それとも都市伝説のようなものなのでしょうか?

『食後すぐ歯を磨くと、歯の表面が傷ついてしまう』という内容に近い論文は確かに存在します。『象牙質』の酸に対する抵抗性を調べた実験についての論文です。

実験では炭酸飲料に象牙質の破片をつけると、象牙質が弱くなることが示されています。

炭酸飲料は酸性でPh5程度です。歯にダメージが出やすいPhは5.5以下といわれていますので、炭酸飲料を飲むと歯の表面が溶け、傷つきやすくなるわけです。ちなみにPhは低ければ低い程、酸性度が強く、歯へのダメージはでやすくなります。

この実験ではさらに、炭酸飲料でダメージを受けた象牙質の破片を、30分以上、口に含んでいると、唾液の作用で象牙質が再び強くなることが示されております。

唾液には緩衝作用があり、酸を中和する働きがあるのです。

実験の結果から、食後30分以上してから歯磨きした方が良いと言われるようになったのですが、この実験が示しているのはあくまでも、『炭酸飲料を飲んだ直後に歯を磨くと、歯を傷めやすい』ということです。

もっというならば『炭酸飲料を飲んだ直後に歯を磨くと、歯の象牙質を傷つけやすい』ということです。

しかし、実際の口の中は、実験室とは大きく異なります。

『象牙質』の周囲には、『象牙質』よりはるかに頑丈な『エナメル質』があり、象牙質を保護しています。また、炭酸飲料のような酸性の食べ物ばかりをいつも食べているわけではありません。

こうしたことを考慮すると食後すぐの歯磨きで歯を傷つけてしまうリスクはとても小さなリスクといえます。

むしろ食後すぐ歯を磨くことで、口の中の汚れを落とし、虫歯菌や歯周病菌が繁殖しにくい環境をつくることのメリットの方がはるかに大きいと思います。

ですので、炭酸飲料を飲んだ直後に歯磨きをするのは控えるべきかと思いますが、普通に食事した後であればすぐ歯磨きをして全く差し支えないと思います。

まごころ歯科では、虫歯予防のため、食後すぐの歯磨きの習慣を身につけていただくことをお勧めいたします。

 

こちらの記事も合わせてお読みください。

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