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ノーベルガイドを使用したインプラント手術

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日ノーベルガイドを用いたインプラント手術を行いました。

ノーベルガイドとは、インプラント手術をより正確に行うためのサージカルテンプレートを用いた治療システムのことです。

ノーベルガイドを使用することで、治療計画からインプラントの埋め込みまで、より安全で正確に行うことができます。ノーベルガイドを使用するには、事前の準備が大切です。

まず、事前に患者様のCT撮影と口の中の正確な型をとります。それらの情報を組合わせて、インプラントを埋め込む位置やインプラントのサイズをコンピューター上でシュミレーションします。

適切と思われるシュミレーションができたら、シュミレーションデータをノーベルバイオケア社へ送り、手術用のテンプレートを作製します。

手術のときに、このテンプレートを用いれば、事前の計画通り、正確な位置にインプラントを埋め込むことでできるわけです。事前に何度もコンピューター上で手術のシュミレーションをしておりますので、非常にスムースにストレスなく手術を行うことができます。手術も短時間で行うことができますので、患者様のストレスも減り、術後の腫れもでにくくなります。

インプラント手術に限った話ではありませんが、いかに正確に、そして患者様のストレスを少なく治療できるかが、これからの医療では大切だと思います。

医療技術は日進月歩しています。私もより安全で、正確な治療のために、日々精進していきたいと思います。

 

以下の記事も参考にして下さい。

アレッサンドロ・ポッツィ先生のハンズオンコースに参加

 

プロビジョナルレストレーションのセミナーに参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、プロビジョナルレストレーションのセミナーに参加してきました。

プロビジョナルレストレーション(プロビ)とは、一言で言うならば仮歯のことです。

仮歯のことをテンポラリークラウン(テック)と言うこともあります。

では、プロビとテックはどう違うのでしょうか?

テックは歯の治療中、歯がないと不便だったり、かっこ悪いので、一時的にいれておく仮歯のイメージです。
プロビは最終的につくるクラウンの審美性・咬合状態をより精度の高いものにするためのレプリカといったイメージです。

ですのでプロビをつくるときは仮歯といっても高い精度と、咬合や審美に関する十分な考察が必要です。

美しい歯はなぜ美しく見えるのでしょうか?

白く透明感があるからでしょうか?

もちろん、色や透明感も重要ですが、それだけではありません。

美しい歯には、比率や、角度などに法則があり、その人固有の特徴と調和させつつ、それらの法則を当てはめていくことにより、審美的な歯を作ることができます。

プロビジョナルレストレーションを活用し、美しく、機能的な治療を心がけていきたいと考えております。

今回は高井基普先生の晴らしい講演を聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

 

アレッサンドロ・ポッツィ先生のハンズオンコースに参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日インプラントのガイドサージェリーのハンズオンコースに参加いたしました。

ガイドサージェリーとは、CTデータをもとにインプラント埋入位置をあらかじめ設計し、その設計に基づくテンプレートを作製して手術を行う手法のことです。テンプレートを用いてドリルを進めれば、フリーハンドより、安全で正確な手術を行うことが可能です。

今回のコースはデジタルソリューションを活用したインプラント治療の第一人者として、世界的に活躍されているアレッサンドロ・ポッツィ先生のコースでした。

ポッティ先生のお話は理論的で分かりやすく、大変勉強になりました。

いまやインプラント治療は手術だけでなく、上物の歯の設計もコンピューターによってあらかじめシュミレートされ、最適化した状態で行うことができる時代になってきております。

最先端のテクノロジーを駆使すれば、手術をする前に最良な歯の形をコンピューター上で設計し、その歯を入れるために最適な位置をCTの情報を用いてシュミレーションし、さらにサージカルガイドによってシュミレーション通りにインプラントを埋入することができるということです。

デジタル化に頼り過ぎることにはまだまだ問題点もあるとは思いますが、素晴らしい技術革新が起きていると思います。

今回はガイドを使ったインプラント手術の勘所や、インプラントの即時埋入・即時負荷の方法について、ポッティ先生から直接ご指導いただき、大変貴重な時間を過ごすことができました。

ノーベルアクティブについて

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

今日はインプラントの形についてのお話です。

先日のインプラント手術では『コルク栓抜きの形』をしたインプラントを使用しました。

ノーベルアクティブという種類のインプラントです。

ノーベルアクティブは世界最高品質と言われるノーベルバイオケア社のインプラントで、独自の形態が特長です。

一般的にインプラントには円柱状の形の『ストレートタイプ』、天然の歯と同じように先端に向かって細くなっていく『テーパードタイプ』の2種類があり、症例によって使い分けがなされております。

しかし、骨が非常に軟らかい場合や、抜歯直後で大きな穴があいてしまっている場合には、どちらのタイプを使っても、しっかりとインプラントを骨に固定をすることが難しく、手術が難しい場合がありました。

そこで登場したのがこの『コルク栓抜きの形』をしたインプラント、ノーベルアクティブです。

このインプラントは、まさにコルク栓抜きのように軟らかい骨や、抜歯直後の骨にくい込んでいくため、他のタイプのインプラントより、しっかりと固定することが可能です。

この形状が全てのインプラント手術に適するというわけではありませんが、症例によっては非常に有効なインプラントです。

(右)アクティブ(中)ストレート(左)テーパード

インプラント手術は、必ずしもすべての条件が整った骨ばかりというわけではありません。

より良いインプラント治療のためには骨を増やす手術や、様々な種類のインプラントを使い分けることが重要です。

当院では、杉並区、久我山・高井戸でのより確実なインプラント治療のために日々取り組んでおります。

 

こちらの記事も合わせてお読みください。

偶然の発見から発展したインプラント治療

インプラントと天然歯は繋げられない?

天然の歯とインプラントの歯の形の違いについて

 

 

咬合談話会でのスプリント製作実習

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、咬合談話会の実習に参加してきました。

咬合談話会を主宰されている栗田先生はナソロジーを本格的に臨床に取り入れ、数十年のキャリアをもつ、日本でも数少ない咬合治療のパイオニアです。

今回はスプリントの制作や、リマウントの方法について学ばせていただきました。

スプリントとは顎の位置が本来の位置からずれてしまっている場合、夜間装着することにより、筋肉のコリをとり、正しい顎の位置に導くためのマウスピースのことです。

スプリントには多くの種類があり、使用目的によって使い分ける必要があります。

スプリントを装着すると、顎の調子がよくなり、肩こりが改善する患者様もいらっしゃいます。

天然歯だけでなく、義歯やインプラントの上からも装着でき、歯を削ったりする必要もないため、とても良い治療法だと思います。

今回、私も自分のためのスプリントを制作してみました。口の中に装置を入れるため、やや違和感がありますが、なかなか快適です。

こちらの記事も合わせてお読みください。

咬合談話会で全調整咬合器の実習

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