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笠原デンタルオフィスでの勉強会に参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、笠原デンタルクリニックでの大学時代の同級生との勉強会に参加しました。

いつもバラエティーに富んだ内容なのですが、今回はインプラントについての内容が中心でした。サイナスリフトでシュナイダー膜が破れてしまった場合の対応方法、上顎の骨が極めて薄い場合にもソケットリフトを用いてインプラントを埋入する方法等、とても勉強になりました。

私もインプラント手術に使用する骨補填材についての考察を発表いたしました。

骨補填材には遅延吸収性・非吸収性のHA系、吸収性のβ-TCP系など、様々な種類があり、それぞれの特性を考慮して使い分けていくことが必要です。

最近の骨補填材は気孔が大きく、連通性も高いため、骨芽細胞・破骨細胞が深部まで通過しやすくなっています。そのため、以前の骨補填材に比べ、骨が素早くできるようになってきています。

特に2013年に発売されたリフィットは、とても気孔率が高く、天然の骨に近い構造を持つため、HA系骨補填材でありながら非常に早く骨に置換されます。リフィットはスポンジ状で使いやすく、ソケットプリザベーションなどに有効との報告があります。

この会は気軽な意見交換ができ、楽しく勉強になります。

同級生の皆さん、ありがとうございます!!また、いろいろ教えて下さい。

咬合談話会で全調整咬合器の実習

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、咬合談話会の実習に参加いたしました。

今回はパントグラフで精密に記録した顎の運動を、全調整咬合器に再現する実習でした。六枚の描記板を使用した顎運動の記録と再現は圧巻でした。半調整咬合器や平均値咬合器との違いや、顎運動を考えるときのポイントがよく分かり非常に勉強になりました。複雑な操作ではありますが、体系化されており、パントグラフやスチュワートの咬合器を開発した先人の知恵にはただただ感動するばかりです。

 

 

 

 

 

また、咬合器調節の際の細かな技術など、膨大な臨床経験から生み出されたであろう工夫を、惜しげもなく、夜遅くまでご指導してくださる栗田先生に心から感謝いたしております。

栗田先生の謙虚かつ情熱的な歯科臨床に対する姿勢には、自分が進むべき臨床家としての生き方を考えさせられます。今後ともご指導の程、どうか宜しくお願いいたします。

 

以下の記事もご覧ください。

咬合談話会でのスプリント製作実習

咬合談話会実習

咬合を学びに

歯内療法学会の認定臨床研修会に参加

先日、日本歯科大学で行われた歯内療法学会の認定臨床研修会に参加してまいりました。

歯内療法とは歯の根の治療のことです。

歯の根の治療は見た目には関係ないため、一見非常に地味な治療です。しかし建築物の基礎工事と一緒で、目に見えないところこそが重要です。根の治療をおろそかにすると、根尖性歯周炎という病気を引き起こします。

根尖性歯周炎になると、歯の根の先に炎症が起こり、ひどくなると咬むたびに大きな痛みがでるようになります。歯を健康な状態で、長期間保存していくためには、精度の高い歯内療法を行うことが重要です。

今回の研修会は、優れた弾性をもつニッケル・チタン製のファイルによる繊細な治療法、超音波を利用した根の中の洗浄や新しい消毒法、コンビームCTやマイクロによるより正確な診断など、『最新歯内療法術式』についての内容でした。

研修会では大学時代の同級生をはじめ、積極的に歯内療法に取り組んでいる先生方と話すこともでき、とても良い刺激になりました。

近年ではインプラント治療が発展しておりますが、やはり天然の歯を守ることが一番重要なことと思います。

できるだけ歯を抜かない治療のために、今後もより精度の高い歯内療法を行えるよう日々精進していきたいと思います。

日本口腔インプラント学会学術大会に参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、仙台で行われた日本口腔インプラント学会に参加してきました。

今回も全国から多くの歯科医師が参加し、非常に熱気のある学会でした。

今回のメインテーマは『インプラント治療が拓く未来  ミート・ザ・フロントランナー』とのことで、超高齢者社会と向き合い、インプラント治療が果たしていく役割を検証するといったものでした。

まさにフロントランナーとして、日本のみならず、世界で活躍していらっしゃる方々の講演を聞くことができ非常に勉強になりました。

特に骨造成術について、かつて行っていた方法と現在の方法を比較し、安全に確実な骨造成をするためにはどのようなことを考慮された東京医科歯科大学の春日井先生の講演は非常に勉強になりました。

また、新しい骨補填材であるリフィットをソケットプリザベーションに使用した研究も非常に興味深いものでした。

リフィットはナノレベルの結晶構造まで生体骨に近づけた骨補填材で、骨に置換されるのがこれまでのHA系骨補填材よりも早いといわれております。形状もスポンジ状で扱いやすい材料です。

今回の研究発表では、リフィットの使用により、歯槽骨の保存が確認され、しかも骨にきっちり置換しており、リフィットはソケットプリザベーションに有効とのことでした。新しい材料であるため、今後様々な臨床研究がでてくるものと思います。

インプラント治療は飛躍的な進化し、かつてスタンダードとされてきたことも、今では通用しなくなってきております。

まごころ歯科クリニックは、杉並区、久我山、高井戸地域において、質の高いインプラント治療を提供し、皆様の健康維持、増進に貢献できるよう日々取り組んでいきます。

これからも積極的に最新の歯科医療を習得していくよう努めてまいります。

松尾先生の実習に参加

こんにちは

まごころ歯科の荻原真です。

先日インプラントの勉強会に参加してきました。

今回は『多くの歯がない方に対して、どのようにインプラント治療を行うべきか』といった内容が中心のセミナーでした。

多くの歯がない場合、もとの咬み合わせが失われておりますので、新たに適切な咬み合わせを作ることが重要です。咬み合わせには様々な要素が絡んでおり、非常に奥の深い話ではありますが、簡単にいうと・・

①適切な顎の位置で咬み合わせが機能していること(中心位)

②咬み合わせを支える歯がそろっており、適切な平面に並んでいること(バーチカルストップ・咬合平面)

③犬歯が適切に機能し、奥歯や顎を保護する役割をはたしていること(犬歯誘導)

といった要素が整っていることが重要です。

ただ美しいだけでなく、しっかりと機能し続ける治療を行うためには、咬み合わせのことをよく考えて治療をする必要があります。

今回のセミナーでは精度の高い仮歯(プロビジョナル)を使用して、適切な咬み合わせを考えて、全体的なインプラント治療を進める方法について、東京SJCDで理事をされている松尾幸一先生に詳しく解説していただきました。

松尾先生の洗練された美しい治療のスライドを拝見させていただき、大変勉強になりました。