まごころ歯科ブログ
パラレルCCインプラントについてのセミナーに参加
2017年06月28日
まごころ歯科クリニックの院長の荻原真です。
今回は最新のインプラントであるノーベルパラレル・コニカル・コネクションを使った治療についてのセミナーに参加しました。
コニカル・コネクションとはインプラントの2つのパーツの接続方法のひとつです。
インプラントは本体のパーツと、アバットメントといわれる柱の部分のパーツの2つのパーツを合わせて使用します。
この接合部は従来は単純にネジでとめる構造になっていました(バットジョイント)。
しかし、インプラントには咬むことによる強い力が加わるため、バットジョイントの接続ではミクロな隙間ができてしまい、唾液や細菌が侵入してしまいやすい欠点があります。そこで、近年では、よりぴったりと接合できるコニカル・コネクションといわれる構造のインプラントが増えております。
コニカル・コネクションとは接合部にわずかに円錐状の傾斜をもたせることにより、摩擦力によって強固に密着させる構造のことです。
イメージとしては鉛筆と鉛筆のキャップのように、ぎゅっと密着してとまっているような構造です。
当院では複数のタイプのインプラントを使用しておりますが、すべてコニカルコネクションの形式のものとなっております。
今回のセミナーでは、美しい治療が求められる前歯にインプラントをいれる場合の理想的な治療方法や、最終的なセラミック歯を取り付けるまでの仮歯(プロビジョナル)の合理的な使用方法などについて、梅田和徳先生に詳しく解説していただき、大変勉強になりました。