私がまごころ歯科と名付けた理由｜杉並区高井戸での予防歯科・インプラント｜まごころ歯科クリニック

私がまごころ歯科と名付けた理由

実は私は麻酔が非常に効きにくい体質です。
私の父も歯科医師ですので、子どもの頃から毎日歯磨きをしっかりするようにと、くどい程言われてきました。おやつも虫歯になりにくそうな、健康によさそうなものを、と母が工夫してくれていました。 しかし、それでも虫歯になってしまったことがありました。
父に治療してもらったのですが、どういうわけか麻酔が効きにくく痛かったことをよく覚えています。
私が痛がったり、泣いたりするので、父も治療が大変だっただろうと思います。子供ながらに、もう虫歯にならないように歯磨きを頑張ろうと心に誓いました。

・・それから２０年以上経った後、その時、父に金属をつめてもらった歯がまた痛みだしました。
開業前ではありましたが、私は歯科医師になっておりましたので、この痛みが二次虫歯の痛みであることはすぐわかりました。二次虫歯とは治してある材料と天然の歯の縁のところから、虫歯菌が侵入し、また虫歯になってしまうことです。
私は自分が歯科医師であるにもかかわらず、歯医者で治療を受けることが怖くて仕方ありませんでした。何とか決意して治療を受けたのですが、やはり麻酔が効かず、結局、友人の麻酔科医に頼み込んで、静脈鎮静法という半分眠った状態で治療を受け、ようやく無事治すことができました。
そんな経験を通して私が心底思っていることが３つあります。

の３つです。
開業に際し、それらの考えを集約し医院理念をつくりました。

医院理念：『まごころを尽くして一人ひとりにあった、最善の歯科医療を行う。』

ただ、こうした理念は最初の頃は心掛けていても、日々の忙しさの中でどうしても忘れてしまうものだとも思います。
そこで、初心をいつまでも忘れないために、いっそ理念をクリニックの名前として刻んでしまうのが一番だと思い、まごころ歯科と命名しました。

何年経っても、どんな困難に出会っても、閉院するその日まで、まごころ歯科がまごころ歯科であり続けることができるように取り組んでいこうと思います。