05 | 12月 | 2018 | まごころ歯科ブログ

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高濃度フッ素ハミガキ、ぞくぞく登場!

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

今日は高濃度フッ素配合の歯磨き粉についてお話したいと思います。

フッ素の虫歯予防効果は古くから知られており、日本で市販される大半の歯磨き粉にも配合されています。

しかし、これまで日本で販売される歯磨き粉のフッ素の濃度は、国際的な標準濃度に比べると低いものでした。

国際基準(ISO)では上限濃度を1500ppmと定めていますが、日本では薬事法により、上限濃度1000ppmという規定になっていたのです。

昨今の予防歯科医療に対する関心の高まりから、2017年に日本でもようやく国際基準が採用されることになりました。最近では1450ppmの濃度のフッ素を配合した歯磨き粉が次々と発売されてきております。

クリンプロF1450

クリンプロF1450

チェックアップルートケア

チェックアップルートケア

バトラーFペイストα

バトラーFペイストα

 

これまでのフッ素入り歯磨き粉に比べて約1.5倍の濃度が配合されているため、高い虫歯予防効果が期待できます。

これらの歯磨き粉に含まれるフッ素の効果をより効果的にするためには、歯磨きの時に3つのポイントを意識していただくと良いと思います。

高濃度フッ素配合歯磨剤使用時の3つのポイント

①歯ブラシに歯磨き粉を2㎝程付ける。(多めのイメージ)

②歯磨き後のうがいは少な目の水で1回のみとする。

➂歯磨き後の飲食は1~2時間は避ける。

以上の3つです。要するに歯の表面にしっかりとフッ素が残っている状態を歯磨きを終えることが大切です。以前は歯磨き粉は歯磨きにおける補助的な位置付けであり、研磨剤が多量に含まれていたことからも、少ない量の方が良いと言われておりました。しかし、フッ素が虫歯予防の主役として台頭し、低研磨性の歯磨き粉が増えてきた現在、歯磨き粉はむしろ多めに付ける方が効果的です。

 

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