1月 | 2018 | まごころ歯科ブログ

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宮崎教授のダイレクトボンディングコースに参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

日本歯科大学教授の宮崎先生のダイレクトボンディングの実習コースに参加してまいりました。宮崎先生のセミナーは以前から何度か参加させていただいておりましたが、今回は少人数での実習で、宮崎先生に直接ご指導いただき、これまで以上に勉強になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイレクトボンディングとは口の中で、コンポジットレジンという強化プラスチックを固めて治す治療法のことです。

近年、コンポジットレジンの強度は大幅に強くなり、また、歯との接着力もかなり改善され、色も天然の歯をリアルに再現できるようになったため、様々なシーンに使用できるようになりました。

ダイレクトボンディングによる治療方法は歯を削る量も最小限に抑えることができ、白く美しく仕上げることができるのが魅力です。

今回のコースでは、いかにしてコンポジットレジンを歯にしっかりと接着させるのか、また、いかにしてコンポジットレジンをより天然の歯の色に近づけるのかについて学ぶことができました。

実はコンポジットレジン自体は歯に付きません。歯にしっかりと付けるためには、間に接着剤が必要です。接着剤をしっかりと作用させるためには、虫歯をとった歯の断面を化学的に整えておく必要があります。しかし、断面を整える方法は歯の表層のエナメル質と歯の内側の象牙質で異なります。

エナメル質にはリン酸という酸を使って断面を少し溶かし、ミクロの凹凸を必要が付けることが効果的ですが、象牙質には、リン酸は強すぎるため、象牙質にリン酸がついてしまうと逆に接着力が落ちてしまうのです。

しっかりと、長期間機能し続けるようにダイレクトボンディングをするためには、この他にも様々な細かな要素に気をくばることが必要です。

白く美しくしっかりとした歯科治療を実践するため、これからも積極的にダイレクトボンディングの技術を習得していきたいと思います。

以下の記事もご覧ください。

宮崎真至教授のダイレクトボンディングセミナー