まごころ歯科ブログ
笠原デンタルオフィスでの勉強会
2018年04月19日
こんにちは
まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。
先日、笠原デンタルオフィスでの恒例の勉強会に参加しました。
この勉強会は大学の同級生で集まって行っているものです。遠慮なくいろいろと意見交換ができるため、勉強会は毎回深夜まで続き、若干疲れるのですが、とても勉強になります。
今回は歯科治療時に起こりうる全身的偶発症について、根管治療時の根管内洗浄について、インプラントのフィクスチャーの選択基準についての内容でした。
常日頃から安全には十分に注意を払って歯科治療を行っておりますが、今回、歯科治療における全身的偶発症とその対応方法についての発表を聞くことができ、さらに医療安全について考える良い機会となりました。
また白水貿易のXPエンドを使った根管洗浄の方法は非常に画期的で勉強になりました。XPエンドはNiTiファイルです。形状記憶特性があり、体温でMフェーズからAフェーズに形状が変化するという近未来的な性能には驚かされました。回転数800rpm、トルク1Ncmで動かせるモーターがあれば使えるようですので、当院でもぜひ使っていきたいと思います。
マイクロギャップ等を考慮したインプラント体の選択の考察も非常に参考になりました。インプラント体自体の破損など起こらないように、インプラントの径や、種類、コネクションについてしっかりと考えていく必要性を改めて考えさせられました。
次回も楽しみにしています。皆さん宜しくお願いいたします!
宮崎教授のダイレクトボンディングコースに参加
2018年01月30日
こんにちは
まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。
日本歯科大学教授の宮崎先生のダイレクトボンディングの実習コースに参加してまいりました。宮崎先生のセミナーは以前から何度か参加させていただいておりましたが、今回は少人数での実習で、宮崎先生に直接ご指導いただき、これまで以上に勉強になりました。
ダイレクトボンディングとは口の中で、コンポジットレジンという強化プラスチックを固めて治す治療法のことです。
近年、コンポジットレジンの強度は大幅に強くなり、また、歯との接着力もかなり改善され、色も天然の歯をリアルに再現できるようになったため、様々なシーンに使用できるようになりました。
ダイレクトボンディングによる治療方法は歯を削る量も最小限に抑えることができ、白く美しく仕上げることができるのが魅力です。
今回のコースでは、いかにしてコンポジットレジンを歯にしっかりと接着させるのか、また、いかにしてコンポジットレジンをより天然の歯の色に近づけるのかについて学ぶことができました。
実はコンポジットレジン自体は歯に付きません。歯にしっかりと付けるためには、間に接着剤が必要です。接着剤をしっかりと作用させるためには、虫歯をとった歯の断面を化学的に整えておく必要があります。しかし、断面を整える方法は歯の表層のエナメル質と歯の内側の象牙質で異なります。
エナメル質にはリン酸という酸を使って断面を少し溶かし、ミクロの凹凸を必要が付けることが効果的ですが、象牙質には、リン酸は強すぎるため、象牙質にリン酸がついてしまうと逆に接着力が落ちてしまうのです。
しっかりと、長期間機能し続けるようにダイレクトボンディングをするためには、この他にも様々な細かな要素に気をくばることが必要です。
白く美しくしっかりとした歯科治療を実践するため、これからも積極的にダイレクトボンディングの技術を習得していきたいと思います。
以下の記事もご覧ください。
宮崎真至教授のダイレクトボンディングセミナー
2017年11月15日
こんにちは
まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。
先日、日本大学歯学部教授の宮崎真至先生のダイレクトボンディングの講演を聞く機会がありました。
ダイレクトボンディングとは、虫歯などで傷ついてしまった歯や、すきっ歯などに、直接材料を盛って修復する方法です。
ダイレクトボンディングのメリットは
①一回で治療が終了できること
②歯を削る量が最小限で済むこと
③白く美しく治療できること
などが挙げられます。
とても一般的な治療で小さな虫歯のときに多用されますが、口の中で直接材料を盛らなくてはならないため、型をとって、口の外で作業する治療より、精密に治すことが難しいという欠点があります。
正確に治療できなかった場合、段差ができてしまったり、取れやすくなってしまったりして、将来的に虫歯が再発する原因となります。
美しく、正確にこの治療するには、かなりのスキルと特殊な道具が必要です。
今回のセミナーは『バイオクリアーマトリックス』という道具を使って、天然歯の自然な形を再現する方法についてのお話でした。
歯は削れば削るほど傷んでしまうというのが、歯医者なら誰もが感じている真実だと思います。
ダイレクトボンディングで歯の削る量を最小限に治療することの意義はとても大きいと思います。
田保先生のライブオペ
2017年11月05日
こんにちは
まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。
今日は埼玉県の浦和で開業されている田保学先生のオフィスで、オペを見学させていただきました。
田保先生は米国ロマリンダ大学インプラント科の臨床助教授であり、日本歯周病学会の専門医・指導医としてもご活躍されている先生です。
今回の内容は午前中がソケットプリザベーション、午後がソケットプリザベーション後のインプラント埋入手術でした。
ソケットプリザベーションとは抜歯後、骨が吸収しないようにする手術のことです。
通常、歯を抜くと歯の周囲の骨、特に外側の骨は溶けてなくなってしまいます。すると、見た目にも影響しますし、しっかりとした骨にインプラントを入れることができなくなってしまいます。
歯を失うということは、歯と同時に骨を失うことでもあるのです。
こうなることを避けるためには、骨のダメージを与えないよう丁重に抜歯を行い、骨補填材といわれる人工の骨を入れ、コラーゲンの膜で覆うことで骨の吸収を最小限にすることが有効です。
この一連の術式のことをソケットプリザベーションと言います。
田保先生の洗練された美しく、正確な手術を拝見し、大変勉強になりました。
田保先生ありがとうございます。今後とも宜しくお願いいたします。
以下の記事も参考にして下さい。
スタッフセミナーに参加して
2017年10月31日
皆さん、こんにちは。ブログでははじめまして。歯科助手の石井です。
先日ケーオーデンタル(株)主催の『スタッフセミナー』に参加してきました。
このセミナーでは、「現代の医療サービスについて」「臨機応変」「コミュニケーション」等について学んできました。
「医療サービス」は医療に携わるうえでよく耳にする課題の1つです。私自身、十数年このお仕事をしてきた中で何度もこの課題を目にしてきました。
「臨機応変」も患者さんに気持ち良く、安心して治療を受けて頂くうえで大切だと思っていて私自身まわりの状況をみて行動するよう心がけていました。
「コミュニケーション」はやはり不安や痛みがあり、かかられる患者さんがいらっしゃる場所なので安心して頂くためにも当院で行っていることもあります。
まごころ歯科クリニックが開院し1年8か月、日々忙しくお仕事をしていると淡々としてきてしまっている事もあり、今回のこのセミナーで一度自分を見直すいい機会だと思い楽しみにしていました。このセミナーはとてもレベルの高い方が多く、開始から驚かされ恥ずかしながら改めて自分を見直すべきだと反省しました。
「自己分析」という内容もあったのですが、仕事、プライベート両方で自己分析し、他人との接し方を考え心に余裕をもち人に優しくなりたいと思ったセミナーでした。