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『かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所』の認定を頂きました。

こんにちは。

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

当院は、この3月より『かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)』の認定を、関東厚生局(厚生労働省)より頂くことができました!

「か強診」とは、厚生労働省がH28年4月に定めた、むし歯や歯周病の重症化予防のための画期的な新制度のことです。

認可要件が厳しいため、全国でも10数%程の歯科医院のみがこの認定を受けております。

この認定により、虫歯進行抑制のためのフッ素塗布や、歯周病の安定期治療をきっちり行う体制がより充実したものになりました。

歯は削っても本当の意味で治るわけではありません。歯を守るためには、歯を削ること自体を減らさなければならないのです。

そのためには予防歯科が重要です。

予防こそが最善の医療であるという信念をもって、当院はこれからも予防歯科の道をまい進していきます。

これからもまごころ歯科クリニックを宜しくお願いいたします!

 

ブラッシングセミナー、SRPセミナーに参加して

こんにんちは。

ブログでははじめまして。まごころ歯科クリニック歯科衛生士の吉岡です。

私は先日、ブラッシングについてとSRP(歯周病治療)についての2つのセミナーに参加してきたので、少しお話させてもらおうと思います。

一つ目のブラッシングセミナーでは予防歯科の先進国である英国・スイスで活躍されているセオドラ・リトル歯科衛生士さんの講義を受けてきました。最近では、歯が痛くなってから歯医者にいくのではなく、虫歯・歯周病の予防が重要視されてきています。

当院ではほとんどの患者様に数か月に一度の定期検診に来ていただいております。

予防歯科において、この定期検診はとても重要ではありますが、365日自分自身の歯を守れるのは、やはりご自身のブラッシングにかかっています。では毎日行うブラッシングを、自信をもってできる人はどのくらいいるのでしょうか。私は年数回の定期検診の中で、このブラッシングの重要性、正しいブラッシングの方法をしっかり伝えられるよう、まずはご自身のお口に興味を持ってもらえるよう頑張ろうと思いました。

二つ目のSRPセミナーでは歯周病の原因であるプラーク、歯石の除去について勉強してきました。歯を傷つけず、取り残しがないよう、細かな器具の動かし方などほぼマンツーマンで教わることができとても有意義な時間を過ごすことができました。よりよいSRPができるようこれからも精進していきます!!

 

以下の記事も参考にして下さい。

予防歯科を学びに、静岡まで見学の旅

歯肉炎と歯周炎の違いとは

きれいに歯磨きして心筋梗塞を予防

 

高濃度フッ素ハミガキ、ぞくぞく登場!

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

今日は高濃度フッ素配合の歯磨き粉についてお話したいと思います。

フッ素の虫歯予防効果は古くから知られており、日本で市販される大半の歯磨き粉にも配合されています。

しかし、これまで日本で販売される歯磨き粉のフッ素の濃度は、国際的な標準濃度に比べると低いものでした。

国際基準(ISO)では上限濃度を1500ppmと定めていますが、日本では薬事法により、上限濃度1000ppmという規定になっていたのです。

昨今の予防歯科医療に対する関心の高まりから、2017年に日本でもようやく国際基準が採用されることになりました。最近では1450ppmの濃度のフッ素を配合した歯磨き粉が次々と発売されてきております。

クリンプロF1450

クリンプロF1450

チェックアップルートケア

チェックアップルートケア

バトラーFペイストα

バトラーFペイストα

 

これまでのフッ素入り歯磨き粉に比べて約1.5倍の濃度が配合されているため、高い虫歯予防効果が期待できます。

これらの歯磨き粉に含まれるフッ素の効果をより効果的にするためには、歯磨きの時に3つのポイントを意識していただくと良いと思います。

高濃度フッ素配合歯磨剤使用時の3つのポイント

①歯ブラシに歯磨き粉を2㎝程付ける。(多めのイメージ)

②歯磨き後のうがいは少な目の水で1回のみとする。

➂歯磨き後の飲食は1~2時間は避ける。

以上の3つです。要するに歯の表面にしっかりとフッ素が残っている状態を歯磨きを終えることが大切です。以前は歯磨き粉は歯磨きにおける補助的な位置付けであり、研磨剤が多量に含まれていたことからも、少ない量の方が良いと言われておりました。しかし、フッ素が虫歯予防の主役として台頭し、低研磨性の歯磨き粉が増えてきた現在、歯磨き粉はむしろ多めに付ける方が効果的です。

 

こちらの記事もあわせてお読みください。

フッ素効果の実験

インプラントに対するフッ素の影響について

歯磨き粉を選ぶポイント

キシリトールの虫歯予防効果はどれくらい?

 

実は使い方が全く違う『洗口液』と『液体歯磨き』

こんにちは。まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

前回は洗口液の効果について、ブログを書きましたが、今日は洗口液と液体歯磨きの違いについてご説明させて頂きます。

皆さんは、洗口液と液体歯磨きの違いについてご存知でしょうか。

意外と同じものだと思っている方も多いと思いますが、実は使い方が全く違います。

まず、重要なことは、『洗口液は歯磨きとは別に使うもの』であり、『液体歯磨きは歯磨きのために使うもの』であるという点です。二つは似たものですが、コンセプトが違うのです。

洗口液は、お口の中をしっかり磨いた後や、口臭が気になるとき、お出かけ前のエチケットとしてうがいをするときに使います。日頃のブラッシングとは別に、+αとして使うイメージです。

それに対して、液体歯磨きはその名の通り、歯磨き粉の代わりに使うものです。むしろ歯磨き粉の一種といっていいと思います。ものによって、歯磨きの直前に吐き出してからブラッシングするものと、歯磨き中、口に含んだまま使うものがありますが、いずれにしても、ブラッシングと合わせて使うことを前提に作られています。

ですので、液体歯磨きでブクブクうがいしただけでは、メーカーが謳うような効果を得ることはできません。

例えばリステリンの場合、リステリンオリジナルやクールミントなどは洗口液ですが、より高機能なリステリンハグキケア、ムシバケア、トータルケアなどは液体歯磨きです。

リステリントータルケアにはいくつもの効果が書いてありますが、あくまで一緒にブラッシングした場合の話なので注意が必要です。

正しく使えば、虫歯や歯周病予防に効果的なものですので、どうぞ、使用法をよく読んでお使いいただければと思います。

こちらの記事もあわせてお読みください。

洗口液に効果はあるのか?

歯磨き粉を選ぶポイント

フッ素効果の実験

洗口液に効果はあるのか?

こんにちは。まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。
最近、洗口液について、患者さんから聞かれることが多くあります。そこで、このブログでも、洗口液について少々ご説明させて頂こうと思います。

虫歯や歯周病は細菌の集合体であるバイオフィルムによって引き起こされる病気です。バイオフィルムは菌体外マトリックスという一種のバリアーで包まれているため、薬が浸透しにくいため洗口液の効果は低いという説を耳にすることがあります。

確かに洗口液だけでバイオフィルムの奥底にいる細菌を死滅させることはできないため、やはり歯磨きで、物理的にバイオフィルムを破壊することが必要です。

しかし、そもそも洗口液でブクブクするだけで、歯磨きをしなくてOKです!と謳っている洗口液はありません。
洗口液はあくまで歯磨きの効果を補う、補助的な役割のものと考えるべきものです。そして、歯磨きの効果を補うものとしての位置づけでは、洗口液は十分効果があるものだといえます。虫歯や歯周病を予防するために積極的に活用していくべきだと思います。

洗口液には様々な種類があり、その効果も厳密にいえばそれぞれで異なりますが、配合されている抗菌剤の性質によって、大きく二つに分類することができます。イオン系抗菌薬を配合した洗口液なのか、非イオン系抗菌薬を配合した洗口液なのかです。

イオン系抗菌薬は、歯の表面やバイオフィルムの表面に付着し持続的に抗菌効果を発揮するというメリットがありますが、バイオフィルムの中には浸透しにくいというデメリットがあります。
イオン系の洗口剤には、塩化セチルビリジニウムを配合したガムデンタルリンスモンダミン、塩化ベンゼトニウムを配合したネオステリングリ ーン等があります。

一方で、非イオン系抗菌薬は逆に、バイオフィルムに浸透しやすいメリットがありますが、効果が持続しにくいというデメリットがあります。
非イオン系の抗菌薬には、ポピドンヨードやエッセンシャルオイルを配合したリステリン等があります。

つまり、徹底的にプラーク除去できていることを前提に、歯の表面の抗菌効果を持続させたいなら、ガムデンタルリンス・モンダミン・ネオステリングリーンが効果的で、歯磨きと歯磨きの間のタイミングや、歯磨きでの磨き残しが予想される場合には、リステリン等が有効ということになります。

一長一短ありますので、どちらがいいとはなかなか言えないと思います。
また、ものによってはアルコールが入っているものなど、粘膜が過敏な方には向かないものもあります。
詳しくは歯医者さんと相談して決めるのが良いと思います。

いずれにしても、洗口液は、虫歯や歯周病を予防するための有効なツールです。

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実は使い方が全く違う。洗口液と液体歯磨き

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