まごころ歯科ブログ
歯内療法学会の認定臨床研修会に参加
2017年10月12日
先日、日本歯科大学で行われた歯内療法学会の認定臨床研修会に参加してまいりました。
歯内療法とは歯の根の治療のことです。
歯の根の治療は見た目には関係ないため、一見非常に地味な治療です。しかし建築物の基礎工事と一緒で、目に見えないところこそが重要です。根の治療をおろそかにすると、根尖性歯周炎という病気を引き起こします。
根尖性歯周炎になると、歯の根の先に炎症が起こり、ひどくなると咬むたびに大きな痛みがでるようになります。歯を健康な状態で、長期間保存していくためには、精度の高い歯内療法を行うことが重要です。
今回の研修会は、優れた弾性をもつニッケル・チタン製のファイルによる繊細な治療法、超音波を利用した根の中の洗浄や新しい消毒法、コンビームCTやマイクロによるより正確な診断など、『最新歯内療法術式』についての内容でした。
研修会では大学時代の同級生をはじめ、積極的に歯内療法に取り組んでいる先生方と話すこともでき、とても良い刺激になりました。
近年ではインプラント治療が発展しておりますが、やはり天然の歯を守ることが一番重要なことと思います。
できるだけ歯を抜かない治療のために、今後もより精度の高い歯内療法を行えるよう日々精進していきたいと思います。