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『ロキソニン』と『ロキソニンS』はどう違うのか?

こんにちは。

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

皆さんは『ロキソニン』という薬をご存知ですか?

歯医者さんで一番多く処方される薬は鎮痛薬ですが、『ロキソニン』はその代表格です。

皆さんも一度は服用されたことがあるのではないでしょうか?

最近では『ロキソニンS』という薬がドラッグストアで売られており、『ロキソニン』とどう違うのか、患者様に質問をいただくことがあります。

 

実はこの2つ、成分・成分量・錠剤の大きさも全く同じです。

 

一般に医療用の薬は効き目が強いですが、反面、副作用が出る危険性もあります。ただし、医療用としての実績があり、副作用が少なく比較的安全なことが確認されると、市販薬として販売されることがあります。これをスイッチOTC薬と言います。

『ロキソニンS』は2011年に『ロキソニン』のスイッチOTC薬として発売された薬であり、基本的にはほとんど同じ薬です。

ですが、注意しなくてはいけないのは成分が同じですが、市販薬である『ロキソニンS』は、短期服用・頓服使用が目的であり、『ロキソニン』とは用量用法が違います。

『ロキソニンS』はあくまで緊急時の疼痛に対する頓服薬として服用し、原因となる疾患がある場合には、早目に医療機関を受診してください。自己判断で『ロキソニンS』を服用し続けることは危険です。

それに対して『ロキソニン』は、治療上の必要性に応じて、様々な目的で処方されることがありますので、処方された先生の指示に従って服用して下さい。

歯科医院においては、『ロキソニン』は単に歯の痛みを取り除くためだけでなく、歯周病の手術やインプラント手術後の消炎目的(腫れを抑える目的)で服用して頂くこともあります。

病院や歯科医院で処方される『ロキソニン』と、ドラッグストアで購入できる『ロキソニンS』の違いについてお分かりいただけましたでしょうか。

薬は安全に服用することが重要です。処方された薬に関して疑問なことがあれば、なんでもご相談ください。

 

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実は大きいたばこと歯周病の関係

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

『一日10本以上たばこを吸う人は、たばこを吸わない人に比べて数倍、歯周病になりやすい』という喫煙者の方にとっては耳の痛い研究報告があります。

実際、毎日の診療でもヘビースモーカーに歯周病の方が多いことを実感しております。

しかし、なぜ、たばこを吸う方は歯周病になりやすいのでしょうか?

今日は歯周病とたばこの関係について書いてみたいと思います。

タバコにはニコチン・タール・一酸化炭素をはじめ400種類以上の有害物質が含まれています。

タバコを吸うとニコチンの影響により血管は異常に収縮し、歯肉の隅々まできちんと栄養が行き渡らなくなってしまいます。

さらにタバコの煙に含まれる一酸化炭素により、歯肉組織は酸素が欠乏した状態になり、酸素を嫌う歯周病菌にとって居心地の良い環境になります。

また、たばこのヤニが歯にこびりつくと、歯がざらざらになるため、細菌が付着しやすくなってしまいます。

こうした結果、喫煙者は歯周病にかかりやすくなってしまうのです。

さらに、喫煙していると血管が収縮するため、歯周病になっても歯肉からの出血が少なく、発見が遅くなり重症化しやすい傾向にあります。

 

喫煙は歯周病の大きなリスクファクターの一つと言えます。

ただし、禁煙すれば、徐々に健康な歯肉の状態に戻ることも研究の結果明らかになっております。

このことからも、たばこは歯周病とは大きく関連していることが分かります。

歯周病を予防するためにも、また全身の健康を守るためにも、タバコは控えた方がいいようです。

 

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アレッサンドロ・ポッツィ先生のハンズオンコースに参加

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日インプラントのガイドサージェリーのハンズオンコースに参加いたしました。

ガイドサージェリーとは、CTデータをもとにインプラント埋入位置をあらかじめ設計し、その設計に基づくテンプレートを作製して手術を行う手法のことです。テンプレートを用いてドリルを進めれば、フリーハンドより、安全で正確な手術を行うことが可能です。

今回のコースはデジタルソリューションを活用したインプラント治療の第一人者として、世界的に活躍されているアレッサンドロ・ポッツィ先生のコースでした。

ポッティ先生のお話は理論的で分かりやすく、大変勉強になりました。

いまやインプラント治療は手術だけでなく、上物の歯の設計もコンピューターによってあらかじめシュミレートされ、最適化した状態で行うことができる時代になってきております。

最先端のテクノロジーを駆使すれば、手術をする前に最良な歯の形をコンピューター上で設計し、その歯を入れるために最適な位置をCTの情報を用いてシュミレーションし、さらにサージカルガイドによってシュミレーション通りにインプラントを埋入することができるということです。

デジタル化に頼り過ぎることにはまだまだ問題点もあるとは思いますが、素晴らしい技術革新が起きていると思います。

今回はガイドを使ったインプラント手術の勘所や、インプラントの即時埋入・即時負荷の方法について、ポッティ先生から直接ご指導いただき、大変貴重な時間を過ごすことができました。

ノーベルアクティブについて

こんにちは

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

今日はインプラントの形についてのお話です。

先日のインプラント手術では『コルク栓抜きの形』をしたインプラントを使用しました。

ノーベルアクティブという種類のインプラントです。

ノーベルアクティブは世界最高品質と言われるノーベルバイオケア社のインプラントで、独自の形態が特長です。

一般的にインプラントには円柱状の形の『ストレートタイプ』、天然の歯と同じように先端に向かって細くなっていく『テーパードタイプ』の2種類があり、症例によって使い分けがなされております。

しかし、骨が非常に軟らかい場合や、抜歯直後で大きな穴があいてしまっている場合には、どちらのタイプを使っても、しっかりとインプラントを骨に固定をすることが難しく、手術が難しい場合がありました。

そこで登場したのがこの『コルク栓抜きの形』をしたインプラント、ノーベルアクティブです。

このインプラントは、まさにコルク栓抜きのように軟らかい骨や、抜歯直後の骨にくい込んでいくため、他のタイプのインプラントより、しっかりと固定することが可能です。

この形状が全てのインプラント手術に適するというわけではありませんが、症例によっては非常に有効なインプラントです。

(右)アクティブ(中)ストレート(左)テーパード

インプラント手術は、必ずしもすべての条件が整った骨ばかりというわけではありません。

より良いインプラント治療のためには骨を増やす手術や、様々な種類のインプラントを使い分けることが重要です。

当院では、杉並区、久我山・高井戸でのより確実なインプラント治療のために日々取り組んでおります。

 

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咬合談話会でのスプリント製作実習

まごころ歯科クリニック院長の荻原真です。

先日、咬合談話会の実習に参加してきました。

咬合談話会を主宰されている栗田先生はナソロジーを本格的に臨床に取り入れ、数十年のキャリアをもつ、日本でも数少ない咬合治療のパイオニアです。

今回はスプリントの制作や、リマウントの方法について学ばせていただきました。

スプリントとは顎の位置が本来の位置からずれてしまっている場合、夜間装着することにより、筋肉のコリをとり、正しい顎の位置に導くためのマウスピースのことです。

スプリントには多くの種類があり、使用目的によって使い分ける必要があります。

スプリントを装着すると、顎の調子がよくなり、肩こりが改善する患者様もいらっしゃいます。

天然歯だけでなく、義歯やインプラントの上からも装着でき、歯を削ったりする必要もないため、とても良い治療法だと思います。

今回、私も自分のためのスプリントを制作してみました。口の中に装置を入れるため、やや違和感がありますが、なかなか快適です。

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